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Dental Study Group JODS Spring Convention
若手Drが多く、勢いのある、Dental Study Group JODSの研修会に参加してきました。
患者さんに最新技術や最新設備にて治療を提供するだけではなく、低侵襲で痛くなく、早くて、シンプルな治療を望まれている患者さんが多いと思います。今回の研修内容は、抜歯即時埋入(歯を抜歯すると同時にインプラントを埋入する術式)という通常のインプラント治療よりも短期間で手術的侵襲の低い術式を、症例供覧、文献、臨床データを元に考察してきました。
もう一つのテーマは、3D光学印象スキャナーです。ペンタイプのスキャナーを口腔内で光を当てて読み込ませることにより、デジタルデータでの印象採得(歯型取り)が可能となりました。読み取ったデータを歯科技工所に送ると技工物(セラミックなどの被せ物など)が完成して送られてきます。
利点①粘土状の印象材で歯型をとる必要がない。
(苦手な患者さんも多いはずです。)
②光で撮影するだけなので吐き気などを伴わずに快
適に正確な型取りができる。
③印象材の収縮や石膏の膨張などのヒューマン
エラーやテクニカルエラーの誤差が減ります。
デジタル化が進み、短時間で口腔内情報を取得することができ、印象採得にかかる患者さんストレス軽減にも寄与できますが、多くの歯数の印象では精度の限界があります。まだまだアナログ技術も必要ではありますが、アナログとデジタルの共存によりストレスフリーで円滑な治療を目指していきたいと思います。