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ロサンゼルス Dr.Paulo Malo & Dr.Peter Wohrle プライベート研修②
デジタルソリューションの1つとして
インプラントの診査・診断・治療におけるCTの活用
2次元的な情報しか得られないパノラマX線検査と異なり、CT検査では3次元的な解剖学的画像が得られます。骨や軟組織の詳細な情報を得られるだけでなく、下顎管の走行状態やオトガイ孔の位置、上顎洞の形態などを知ることが出来るのです。また、このようにCTで得られた情報をDICOMデータとして出力し、インプラントのプランニングソフトウェアと連携することによって、埋入シミュレーションも行うことが出来ます。
インプラント治療においては、3次元的に適切な場所に埋入することが、長期的な予後のためにも審美的な側面からも非常に重要です。プランニングソフトを利用することにより、正確な埋入位置が決定されるだけでなく、骨造成量の有無やサイナスエレベーションも想定し、術前の準備が可能になります。
インプラント埋入計画におけるデジタルの応用
近年では光学スキャナーの普及により、模型のスキャンデータや口腔内の光学印象データを用いてPC上でセットアップモデルを設計する方法が用いられることが多くなってきました。光学スキャナーで取得したデジタルデータをCTのDICOMデータと融合することで、よりシームレスなプランニングが可能になります。特に、口腔内スキャナーで直接光学印象を行った場合は、模型を作成する手間と時間が短縮できるので、模型作成時の人為的なエラーの心配も無く、患者さんに速やかな治療を行うことが可能です。